はじめに
”希望していた勤務地ではなく、まさかの地方配属…。”
そんな状況に戸惑っている方も多いのではないでしょうか?
この記事を読んでくださる方には、望まぬ異動を言い渡された方もいるかもしれません。
メーカー勤務である以上、地方勤務の可能性は高いです。なぜなら、大きな工場を持つには広い土地が必要だから。実際、主要工場が地方にある企業は少なくありません。
筆者は偶然東京勤務ですが、営業所であっても群馬、栃木、新潟など、東京と比較して地方に営業所が所在しています。
地方勤務になったあなたには、次の二つの選択肢があります。
・地方で生活を続ける
・都心に移動する
あなたが目指すキャリアやライフスタイルにとって、地方勤務はプラスになるでしょうか?それとも、都市部への異動を目指すべきでしょうか? それぞれの選択肢をじっくり考えてみましょう。
地方で働くメリット
1、生活コストが安い
ランチの価格を比較しても、都内ではランチ価格が1,000円なんて当たり前。都心では1,500円を超えるところも。その分地方では価格が下がる傾向で、1,000円を下回るランチの選択肢の幅も大きいです。
また、工場勤務の場合食堂がある場所も多く、500円前後で食べることもできます。
あるいは、住居の面では安くて広い部屋に住むことができます。例えば東京の1Kで比較しても、最も高い地域で目黒区の13万円、最も安い地域で多摩市の4.3万円です。
東京を出れば、同じ金額でも広い部屋に住める場合が多くなります。
(参照:東京都の家賃相場:賃貸物件サイト【CHINTAI】)参照日:2025/3/10
2、幅広い経験を積める
たとえば、メーカーの営業職なら、地方のほうが大きな企業が多いもの。
そのため、大きな案件を任せてもらえるチャンスも増えます。
また、営業所の人数は少ない場合が多く、大きな拠点に比べて幅の広い経験・自由度が高い仕事をすることができます。はじめは大変かもしれませんが、数年後に身に着くスキルは大きな財産になるでしょう。
工場勤務であれば、設備の都合などで、その工場でしかできない仕事もあります。勤務先でどんなスキルが身に着けられるか一度考えてみましょう。
3、職場のつながりが強い
地方勤務の場合、周囲の先輩や同僚も同じ境遇です。
仕事以外に会う人との接点が少ないことから、同じ会社の人とBBQをしたり、飲みに行ったり、遊びに行ったりと、自然と職場の繋がりが増えていきます。
地方で働くデメリット
1、娯楽が少ない
地方では、都市に出ないと映画を見たり買い物をしたりするのが難しいことも。
また、車がないと移動が不便で「何もすることがない…」と感じることもあります。
・自分ひとりでできる趣味を見つける
・地方のスポーツサークルに参加する
・車を購入し、中心部に遊びに行く
休日を充実させるには、自分から能動的に動いていく必要があると言えます。
2、友達がいない
入社1年目で地方在住になると、友達がおらず、最初は特に孤独に感じる場合も多いです。
特に入社直後は、仕事への向き合い方や人間関係に悩むことも多いと思いますが、それを気軽に話せる人がいないのはしんどいと感じるかもしれません。対策としては以下の通りです。
・定期的に帰省して友達と遊ぶ
・会社の先輩・同僚と仲良くなる
・マッチングアプリやSNSを活用して友達を作る
3、(お酒好き向け)飲み会の自由度が低い
地方勤務となると、通勤手段が車になることも少なくありません。
その場合、仕事帰りにふらっと一杯…なんてことはできません。飲酒運転で逮捕です。
もしあなたがお酒好きなら、対策は以下の通りです。
・家で飲む
・飲む日をあらかじめ決めておき、その日は公共交通機関を利用する
・運転代行を利用する
以上、地方のメリット・デメリットをまとめてきました。 あなたの中にも、”やっぱり将来は地元に帰りたい!””こんな地方で暮らしたくない!” と思う方も多いと思います。 その場合、どのようにキャリアを考えるべきか? 確認すべきポイントと起こすべきアクションをまとめていきます。
地元で働きたいときに確認すべきこと
●希望勤務地の有無を確認する
今の企業で働き続けるなら、自分が希望する勤務先がそもそもあるのかどうかを確認しておきましょう。また、その勤務先でどのようなキャリアがあるのかについても確認しておくのが良いでしょう。
●社内公募や異動の可能性を探る
企業によっては、自分で希望のキャリアを選ぶために、「社内公募」と呼ばれる自社内で転職活動を行うような制度があります。
社内公募を活用することで、希望の勤務先や希望のキャリアを選択することができます。
●転勤のチャンスや希望を出せる機会があるか?
企業によっては、入社からおよそ3年で異動ができる、といった目安の期間が設けられれていることがあります。
周りの先輩の話を聞くことで、この先異動できる可能性があるのかを確認しておきましょう。
地元に戻るために起こすべき具体的なアクション
●上司に勤務先・キャリアの希望を伝えておく
企業にとっても女性は今や重要になっている場合も多いです。また、女性である以上、結婚などのライフイベントとキャリアのバランスを考える方も多いと思います。
まずは上司との面談などの機会で、しっかりと自分の意志を伝えておきましょう。上司が全く話を聞いてくれないようであれば、人事に伝えるなど、話す相手を変えるのもひとつの方法かもしれません。
●転職する
ある程度の職務経験を積み、転職する方法が地方から脱出するには一番早い方法です。
今は転職市場も広がっており、面接や転職相談がオンラインで行いやすいです。
何歳までに結婚したいのか?子供が欲しいのか?どこでどのような働き方がしたいのか?
色々な視野を持ちつつ仕事に取組み、転職活動を行うことをお勧めします。
●フリーランスとして働く・副業をする
場所・時間に左右されない働き方ができます。YouTuberやSNS運用など、今は副業で稼ぐ方法も多数存在します。収入を安定させるには時間もかかりますが、地方勤務だからこそ生まれる暇な時間に取り組んでみても良いかもしれません。
まとめ
いかがでしたか?
地方配属には戸惑うこともあるかもしれません。
でも、視点を変えれば、新たな経験や可能性が広がるチャンスでもあります。
大変なことも多いかもしれませんが、これからのキャリアをどう築いていくのか
じっくり考えていきましょう!💡